スプラトゥーン3のサーモンラン NEXT WAVEではスペシャルウェポンが7つからランダムに選ばれる形となりました。
今回紹介するナイスダマは大きなポテンシャルを秘めており7つのスペシャルの中でも強さ上位に食い込む性能を持っていると思います。
本記事ではサーモンランでのナイスダマの上手な使い方、有効なオオモノシャケなどについて解説します。
ナイスダマについて
ナイスダマはスプラトゥーン2から続投のスペシャルウェポンで、十字キー↓のナイスを連打してナイスを送る(集める)ことでエネルギーを溜めて強大な威力のインクの塊を爆発させるワザです。
自分だけでなく味方のナイスでもエネルギーは溜まり、より速く撃てるようになります。
人気漫画「ドラゴンボール」に出てくる元気玉がモチーフでしょうか、どう見ても元気玉です。
サーモンランにおいては貫通性能を有していることから装甲をまとったオオモノシャケに対しても通用するので非常に強力です。
テキトーに撃つだけでもそれなりの効果を発揮できる有能なスペシャルで、コンテナ周りの劣勢を一気に打開出来たりします。
威力は最大ダメージが約600~650程度となっており、渦の外側に行くほど威力が低くなっていきます。
ただ、爆発の範囲は試し打ち場ライン2.5本分とかなりの広範囲に広がる攻撃なため、多くのシャケたちにダメージをあたえることができ、カスあたりでもそこそこのダメージは通ります。
その他の特性としては、ナイスダマを発動して投げるまでの空中に浮いている間は自分のHPの約4倍のアーマーが付与されて、バクダンのボム、モグラの捕食などにも耐えられるようになります。
ただし、自分のHPがすでに減った状態で発動してもデスしてしまったりするので注意です。
また、ナイスダマを発動したらほとんどのシャケのターゲットが外れて他の味方に攻撃しに行くようになります。
自分は安全に撃ちやすくなって助かりますが、他の味方に突然ヘビの頭が向いたりモグラが捕食しにいったりと他の味方に被害が行く可能性がありますので、そこも注意点の一つです。
ナイスダマの有効な使い方
ナイスダマは威力が高く爆発範囲も広いので周囲の敵をザコ、オオモノもろとも一掃できるのが非常に強力です。
やはりまず思い浮かぶのはコンテナ周辺を掃除するという使い方でしょう。
終盤の打開の切り札として考えている人は多いと思います。
実際にそれは有効で、このナイスダマがあったからクリアできたということもよくあります。
ただ、一つ意識したいのは終盤クリアギリギリになっているということは敵を処理しきれていないということになるので、それよりも前にナイスダマを使うタイミングはいくらかあったのではないか?という点です。
終盤にとっておくというよりは、オオモノシャケがコンテナ周辺に集まってきて手に負えそうにないという状況でさっさと使ってしまうべきです。
もちろんそういった状況が終盤まで訪れなかったということもありますので、そこはケースバイケースです。
もう一つは海岸近くのオオモノシャケを処理する使い方です。
ナイスダマの投擲距離は試し打ちライン7本分先まで届きますので、海岸まで行かずともタワー、カタパッドを処理することが出来てしまいます。
海岸まで行くのは時間のロスもあるし、デスする危険性も高いためトリプルトルネード同様にこの使い方も非常に有効です。
※参考・【サーモンラン】最強スペシャル?トリプルトルネードの使い方を解説
ナイスダマで一撃で倒すことが出来るオオモノシャケは以下の通りです。
爆発の外側でカスあたりした場合などは一撃では倒せない場合があります。
テッパン、バクダン、ヘビ、ハシラ、ナベブタ、コウモリ(※)、タワー、カタパッド、ドロシャケ
※…傘(装甲)が開いているときのみ
有効なオオモノシャケ
ナイスダマを使うのに有効なオオモノシャケについて解説します。基本的には上記に書いた一撃で倒せるオオモノたちです。
テッパン・ヘビ・バクダン
まずはこの2体です。
テッパン、ヘビ、バクダンはコンテナ周辺まで来るオオモノシャケで、中盤~終盤にかけてコンテナ周りが荒れ始めたときにナイスダマを使用することで一気にこいつらとザコなど一掃できます。
テッパンもヘビもバクダンもナイスダマで1撃、装甲も貫通してくれるのでとても倒しやすいです。
ただ、上でも説明した通り、ナイスダマを発動すると敵のターゲットが自分から外れるので、自分を狙って近づいてきたテッパンがSP発動後遠くに行ってしまい当てづらくなりがちです。
テッパンは自分で攻撃して足を止めてから使うのがいいかもしれません。
ヘビについても注意が必要で、こちらもターゲットは外れるものの、自分がヘビのタゲでなくともヘビの進路上にいた場合、浮いていてもヘビの攻撃が当たってしまい多段ヒットを起こし一瞬でデスしてしまいます。
発動時はヘビの進路をしっかり確認したうえで使いましょう。
バクダンは頭に弱点のボムを出していないときでも貫通で倒すことが出来ます。
ハシラ
ハシラも一撃で倒すことが出来るので有効なオオモノシャケです。
ハシラは舐められがちで、こいつにナイスダマを使うのはもったいないと思われるかもしれませんが、中盤以降に出現すると厄介極まりないオオモノですので撃破優先度もたかいです。
ナイスダマをハシラの柱の一番下にあててもしっかり上まで届いて倒しきることが可能です。
ナイスダマは高範囲攻撃なので、ハシラに撃っても周りのシャケも巻き込めますので、決してもったいない使い方ではありません。
タワー・カタパッド
タワーとカタパッドも非常に有効で、上で説明した通り海岸まで行かずともタワー、カタパッドを処理出来てしまいます。
タワーとカタパッドは並んで出現することも多いですから、この2体のちょうど中間にナイスダマを撃てば2体まとめて倒すことが出来ます。
余裕があれば海岸まで行って倒しに行けばいいですが、タワー、カタパがいる場所からヘビが出現したら行けないし、干潮では道が限定されていてそこまでたどり着くのも難しい状況が多いです。
そういう時にナイスダマを使うと遠くから倒せて有効です。
発動中のアーマーはタワーのプレッサーは耐えられますが、カタパッドのミサイルが複数弾当たるとデスしてしまいますので、ミサイルをやり過ごしてから撃つ方が無難です。
テッキュウ
テッキュウは1発で倒すことはできませんが、発射台のある場所1か所にしかテッキュウは出現しない特性から、複数出現した際にナイスダマでまとめてダメージを与えられるのが強いです。
テッキュウはHPが多いので倒すのに時間がかかるし、周りのザコも厄介になってくるのでザコを処理できる点も強みの一つです。
テッキュウ1体だけならナイスダマを使うのはもったいないですが、複数出現した場合は使用することを視野にいれましょう。
コウモリ
コウモリはHPが900なので通常ナイスダマで倒しきることはできないのですが、傘(装甲)が開いているときは貫通ダメージが多段ヒットするのか?一撃で倒すことが出来る謎の仕様があります。
もちろん傘が閉じているときでも貫通ダメージが入るので、有効ではありますし、コウモリが開くのを待っている間に他のオオモノが散らばってしまってはもったいないので、この部分は特段意識しなくてもいいかと思います。
開いたらラッキーくらいの気持ちで撃つと良いでしょう。
ナベブタ
ナベブタは本体が高い位置にいるのでナイスダマでは最大ダメージが入らず倒しきれないことが多く、かといって本体に中心を当てようとすると地上の敵に当たらなくなるしで、少々厄介ではあります。
ただし、コンテナ周辺や、ムニエールの干潮一本道などにナベブタが複数出現したときなど、行動が制限されてしまうような状況ではナイスダマで倒してしまうのが賢明と思います。
ダイバー
ダイバー自体は仮面(装甲)を付けているときはHP1200なので一撃で倒せませんが、ナイスダマでダイバーのエリア内を塗ることができます。
また、ダイバーのエリア内にいても発動後の浮遊でダイブ攻撃を避けることができるので、緊急回避に使えないこともないです。
ただ、ダイバーにナイスダマを使うかというと微妙な所ですので、他の敵を倒す際にまとめてついでに巻き込めれば良いかなという程度です。
苦手なオオモノシャケ
モグラ
ナイスダマで倒すのが苦手なオオモノシャケはモグラです。
モグラはナイスダマ1発で倒すことはできないので、それならわざわざナイスダマをモグラに撃つ必要はないし、ボムを入れたほうが楽に倒せます。
一応、発動後のアーマー付与状態ならモグラの捕食には耐えられますが、タイミングが遅ければ即死します。
特殊WAVEのオオモノシャケ
グリル発進
グリルに対して撃てば一発でスタン状態にまで持っていけて、コジャケも同時に処理できるので非常に有効です。
誘導が崩れて戦況が悪化しそうなとき、し始めたときに撃つ状況を好転させることが出来ます。
ただし、普通のオオモノシャケと違ってナイスダマを発動してもグリルのターゲットは外れないので、自分にターゲットがついていて自分に向かってきている最中にナイスダマを発動すると、グリルが真下にきて撃ったあとにグリルに飲み込まれてデスしてしまうので、自分にターゲットがついてるときは段差の上から撃つようにしたいです。
貫通性能のおかげで2体のグリルを同時に攻撃できる点も評価点の一つです。
グリルの攻略記事は下記をご覧ください。
》【攻略】グリルの全ステ誘導方法と各SPでの効率的な倒し方【サーモンラン】
ラッシュ(ヒカリバエ)
ラッシュにおいてもナイスダマは非常に有効で、ブキ編成的にラッシュをクリアするのが厳しいシフトでもナイスダマがあればクリアできてしまいます。
広範囲爆風のおかげで一気に狂シャケたちを蹴散らすことができるというのも一つですが、最大のメリットとしては、ナイスダマを発動してからナイス連打完了後もあえて撃たずにしばらく浮遊しておくことでシャケたちを引き付けて時間稼ぎができます。
こちらもグリル同様にナイスダマを発動してもヒカリバエは取れない仕様になっているので、自分にヒカリバエがついたらナイスダマを発動して時間稼ぎなんて使い方ができます。
味方がデスしていて危うい状況になってきたタイミングなどで使用するのも有効です。
この時間稼ぎは金イクラが地面に落ちていて納品時間を作りたいタイミングや、もう納品数はかなり間に合っているとき、あとは味方が全員デスして緊急回避で復活させられるようになるまで(ウキワになるまで)待つとき、などで使用するのがベストです。
ラッシュに関する攻略記事は下記を参照ください。
》【セミって?】サーモンランのラッシュ(ヒカリバエ)の全ステージ集合場所・攻略
ドロシャケ噴出
ドロシャケにナイスダマを撃つと1発で倒すことが出来ます。ついでに口から出るザコシャケも一掃できて適性が高いスペシャルです。
通常ボム3個必要なのでかなり省エネではありますが、ドロシャケ噴出自体難易度の低いイベントなので、WAVE3で余った時やクリアが危ぶまれるとき以外はスペシャルは温存したいです。
温存した結果失敗したというのが一番もったいないことではあるので、残り時間的にノルマクリアが怪しい場合は使用してしまいましょう。
ドロシャケ噴出に関する攻略記事は下記をご覧ください。
》【サーモンランNW】ドロシャケ噴出の攻略、倒し方や注意点など【スプラ3】
ハコビヤ襲来
ハコビヤ襲来でナイスダマを使うとすれば母艦がコンテナに吸い付きに来たタイミングになります。
母艦に大ダメージを与えられるうえに、母艦から飛び立つ瞬間のシャケコプターもついでにリスキルできるので上手くいけば大量の金イクラがコンテナの目の前に落ちてきます。
ただし、こちらもドロシャケ噴出同様に基本的に難易度の低いイベントですから、WAVE3で余った時やクリアが危ぶまれるとき以外はスペシャルは温存したいです。
温存した結果失敗したというのが一番もったいないことではあるので、残り時間的にノルマクリアが怪しい場合は使用してしまいましょう。
ハコビヤ襲来の攻略記事は下記をご覧ください。
》【攻略】ハコビヤ襲来を確実にクリアすべく意識したいポイント【サーモンランNW】
カンケツセン(キンシャケ探し)
キンシャケ探しでナイスダマを使用するならカンケツセンから出てきたキンシャケに撃つのが最も効果的ではありますが、動くキンシャケには少々当てづらい部分もあるでしょう。
キンシャケしか出ないこのイベントでは、周りのオオモノシャケたちを巻き込んで一網打尽にするというメリットが薄れてしまいますし、基本的にナイスダマは使用すべきではないでしょう。
WAVE3で余った時やクリアが危ぶまれるとき以外はスペシャルは温存したいです。
温存した結果失敗したというのが一番もったいないことではあるので(以下略
キンシャケ探しの攻略情報は下記記事をご覧ください。
》【スプラ3】間欠泉の攻略情報。開ける順番や注意点など【サーモンランNW】
ヨコヅナ(オカシラ)
ヨコヅナ戦ではイクラキャノンが800ダメージ、ナイスダマは約650程度のダメージということで、ヨコヅナに直接撃つよりはイクラキャノンを撃つために他のオオモノシャケを倒すのに使った方が効果的でしょう。
もちろん効果が薄いというわけではないですが、ヨコヅナは体がでかくて他のオオモノも巻き込んでというのがしにくいですからナイスダマを使ってもヨコヅナにしかダメージが入らないことが多いです。
オオモノシャケを複数倒して動きやすくしたうえでイクラキャノンを使ってダメージを与えていくほうが効率が良いと思います。
ヨコヅナの攻略記事は下記をご覧ください。
》【スプラ3】オカシラシャケ「ヨコヅナ」攻略、効率的な倒し方と弱点について
ナイスダマを使う際の注意点
ナイスダマは強力なスペシャルですが、いくつか使いづらさもあるスペシャルです。
まずは発動から実際にダメージを与えられるまでに時間がかかることです。
ナイスを溜めるのに時間がかかり、最速で連打しても溜めてから投げて爆発が始まるまでに4秒ほどかかってしまいます。
最後の切り札としてとっておいたものの、この発動までの遅さのために結局時間切れで活用できなかった、なんてことになればもったいないので余裕を持って使用したいです。
また、ナイスダマを投げたときにタマヒロイやコウモリの弾に当たって狙いの場所に投げれなかったということもよくあることです。
あと海に投げ入れてしまうと消滅してしまうため、こちらも注意が必要です。
ムダ撃ちになるということは避けたいですから、遠くに投げる場合は周りを確認したうえで慎重に撃つようにしましょう。
ナイスダマは通常のバトルだとナイスを押した味方にもスペシャルゲージが溜まるため押す側にもメリットがありますが、サーモンランではそういった見返りはありません。
ですので周りが敵で溢れがちなサーモンランではナイスを押す余裕もない場合も多いと思いますから、もし自分がナイスダマを発動したときにナイスを押してもらえなかったとしても味方を責めてはいけないということです。
基本的に自分の生存を最優先にしたうえで、押せたら押すでいいかと思います。
まとめ
以上、サーモンランのナイスダマについて解説しました。
スプラトゥーン3からサーモンランでも使用できるようになったナイスダマですが、威力の向上などの上方修正によって使い勝手も向上しています。
最強スペシャルかと問われると1位ではないかもしれませんが、少なくとも私は上位に食い込む強さ、ポテンシャルは持っているスペシャルと思います。
本記事に記載の使い方、注意点を参考により上手に使ってもらえれば幸いです。
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