パワプロシリーズは2024年にシリーズ30周年を迎えました。
30周年の今年、パワフルプロ野球2024-2025という最新作が発売される予定となってますが、個人的には楽しみもありつつ不安もあるという状態です。
特にマイライフに関しては、根本的に作り直した方がいいと思うレベルです。
この記事では、近年のパワプロのマイライフがなぜつまらなくなったのか、その理由と改善策について述べたいと思います。
※筆者はパワプロ2022未プレイのため、もしそれは改善されてるよってところがあればコメントで教えていただきたいです。
パワプロ2024-2025について
「実況パワフルプロ野球」シリーズは、第1作目のSFC（スーパーファミコン）「実況パワフルプロ野球’94」が1994年12月22日に発売され、2024年に生誕30周年を迎えています。
そんな30周年の記念作品としてパワフルプロ野球2024-2025が発売されます。
詳しくはこちらの記事にまとめていますので、よければあわせてご覧ください。
パワプロのマイライフはなぜつまらなくなった？理由を考える
マイライフって一人の野球選手としてプロ野球人生を送ることのできる、超魅力的なモードなんですが、PS3に移行して以来、ずっとつまらない印象です。
PS2時代のマイライフ、特にパワプロ12のマイライフが個人的にはかなりお気に入りで、思い出補正もあるのかもしれませんがパワプロ12のマイライフが今でも一番面白かったと思っています。
なぜつまらなくなったのか、筆者が思う理由は以下の4つです。
- 視点が第三者視点（三人称視点）のようになった
- 毎作変更点がなさすぎる
- おでかけのマップが古臭すぎる
- オフシーズンの充実のなさ
①視点が第三者視点（三人称視点）のようになった
パワプロのマイライフの魅力って、1人のプロ野球選手としての人生を体感できることだと思います。
ただ、近年のマイライフにはその魅力がなくなってしまいました。
いつからだったか、多分パワプロ2010あたりからだと思いますがサクセスと同じ構図になって第三者視点（三人称視点）で進行するようになってしまったのが問題だと思います。
左がパワプロ2022、右がパワプロ12です。
筆者がマイライフの最高傑作だと思っているパワプロ12は画面構成、構図が素晴らしいと思います。
画面中央に自分からの視点で話している相手の画像、左下に話相手の表情の画像が用意されているという構図。
自分と相手が話している感覚に浸りやすいというか、ちゃんと自分と相手が対話しているのが伝わりやすいです。
一方、パワプロ2022のマイライフはどうでしょうか。
サクセスと同じ視点になって、マイライフやってる感が薄れるというのが正直な感想です。
コストカットというか、まあ悪く言えば完全に手抜きだと思います。
サクセスがこの視点なのは問題ないんです。だってパワプロくんという主人公がいて、パワプロくんは喋るし表情も豊かで個性がありますから。
でも、マイライフの主人公って喋らないのでこの視点である意味がないと思うんですよね。
元々サクセスがこの視点である理由って、吹き出しをキャラクターに向けて誰がしゃべってるかわかりやすくするためだと思おうんです。
マイライフって相手しか喋らないから吹き出しもいらないですよね。
そういう意味で過去のシリーズのマイライフは完成されていたのですが、PS3に移行するときに作り直すのが面倒だったというか時間が間に合わなかったのでしょうか。それ以降もこの構図が復活することはありませんでした。
正直、マイライフの主人公（自分）って喋らないくせに画面には居続けるから不気味なんですよね。
これらの理由から、マイライフの主人公を自分と重ねにくい、没入感がない、単純に手抜き感が強い、という理由でつまらないのだと思います。
②毎作変更点がなさすぎる
パワプロのマイライフの変更点って、毎作彼女候補を新しくしたり、あとちょろっと新しい練習方法いれたりとかその程度ですよね。
単純にマイライフのために新作買う意味が薄いんです。
かといって他のモードもめっちゃ進化してますか？って言われたらそうでもない、8000円払って大型アップデートやってる程度の進化だと思います。
はっきり言って、手抜きです。
登場人物もずっと同じ奴が出てきて新鮮さがありません。
絶対出すのは毎度おなじみの奥居、すみおだけでいいと思います。なんならこの2人も変えてもいいくらい。マンネリが激しいので、全部作り替えるくらいの気持ちで一新してほしい。
少なくとも、国分、ミゲル、鳥羽、古賀とかこの辺って好きな人います？
いや、もちろんいると思うんですけど、毎作出てほしいメンツではなくないですか？
こいつらでないと嫌だ！って人は少ないんじゃないかなと思います。（ファンの人はすみません）
③おでかけのマップが古臭すぎる
パワプロ2022など、近年のマイライフでは趣味や食事をする際に「おでかけ」でマップから施設を選ぶことができます。
このマップのグラフィック、どうにかならないんでしょうか。
マップから選ぶのは良いとしても、マップ自体が手抜きすぎてマップから選べてもそんなに嬉しくないというか、いらなくない？って思います。
マップを見て空き地なんかがあれば「ここいつできるのかな」「何ができるのかな」みたいに想像できる楽しみはあるんですが、もう少し街の構造とか建物の見た目をどうにかしてほしい。
これもかなり昔から使いまわされてて一向に手が加えられてないですよね。
マイライフは変わり映えしなさ過ぎて、何においても手抜き感が出てしまっているのが残念なポイントです。
④オフシーズンの充実のなさ
かつてのマイライフ（PS2時代）では、オフシーズンにCM出演イベントがあったり、ゴルフコンペなどのイベントがありました。
こういう細かいイベントが何気にうれしくて、CM出演できるくらい人気が高まったんだなとか実感できるじゃないですか。
最近の作品では国際大会にでれたりといった改善はされてますが、試合以外のイベントを充実させてほしいという所です。
おまけ：パワプロのマイライフの進化（退化）を振り返る
ここまで不満を述べてきましたが、過去作のパワプロのマイライフを見て、進化を振り返ろうと思います。
マイライフはパワプロ10で初登場したモードです。
パワプロ10の時点では交友・趣味のシステムがなく、非常に簡素なものでしたが、パワプロ11から交友・趣味のシステムが追加され、マイライフの基礎を作った作品と言えるでしょう。
パワプロ12では出塁した際に盗塁操作ができるようになったり、さらに遊びやすくなりました。
このパワプロ12のマイライフがかなり完成度が高いのかなと思います。
そのパワプロ12の頃のシステムを完全にぶっ潰してリニューアルしたパワプロ15のうつわシステムは今でも嫌な思い出です。
左がパワプロ12、右がパワプロ15です。
試合やイベントなどで「マイ魂」が手に入り、それを「うつわ」につぎ込んで能力アップをするというもの。
アイテムや所持金などが廃止され、超つまらなかった思い出があります。
もちろん賛否両論あった（否が多かった）ため、15のほぼ決定版のような作品である2009で廃止。
2010はPS3移行後初の作品で開発が間に合わずマイライフはなんと未搭載。PSP版にのみ搭載されていました。
引用元：https://www.famitsu.com/news/201106/images/00045599/YSzvHL78dmFlHLV6Y3U99ko1PrZ711Hq.html
2011からはシステムが一新され、サクセス視点となり現在のマイライフの基礎となっています。
これがすべての元凶です。つまらないマイライフを作ったのは2011ということになります。
開発が結局間に合わず、サクセス画面をそのまま使いまわすことにしたのでしょうか…。
何度も言いますが個人的にマイライフの最高傑作はパワプロ12と思ってます。
パワプロ12のマイライフはBGMも特に素晴らしくて、1軍2軍ともに試合のBGMが雰囲気にマッチしていてかっこいいんですよね。
正直、パワプロ12の頃のマイライフをそのままリマスターするだけでもいいので、新しく作り直してほしいです。
まとめ：今のマイライフはつまらない！手抜きをやめて作り直して！
パワプロシリーズのマイライフは長年大きな更新もされず、正直言ってずっと手抜きです。
つまらないと感じる原因の多くはサクセス視点だからなのかなと個人的には思ってますが、昔のものに作り直してほしいですね。
コナミ的にはマイライフは「力を入れる必要のないモード」という位置づけなのかもしれませんが、2年間遊ばせたいならこっちにもしっかり力を入れるべきでしょう。
近年はDL版で購入する人も増えてきていて、売却できないわけですから、しっかりどのモードも作りこんでほしいなという気持ちです。
皆さんももし「これを追加・改善してほしい」という部分があればコメントで教えていただきたいです！
共感いただけたならシェアいただければ嬉しいです。
最後までご覧いただきありがとうございました。よければペナントに関する要望も合わせてご覧ください。
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