2023年9月2日~4日にかけてのスプラトゥーン3 サーモンランNEXT WAVEのシフト(ビッグラン)でクマブキ「クマサン印のマニューバー」が初登場しました。
おそらく他のクマブキ同様、クセが強く初見で扱うにはかなり難しいブキではありますが、しっかりと特徴を把握して使用すれば強いブキなため、使い方を把握して立ち回りましょう。
本記事では「クマサン印のマニューバー」の上手な使い方・生かし方、このブキの強みと弱みについてまとめます。
クマサン印のマニューバーについて
「クマサン印のマニューバー」はスプラトゥーン3から初登場したブキであるマニューバー種のブキとなっています。サーモンランのバイトの雇い主であるクマサンによって作られたのがこの「クマサン印のマニューバー」です。
クマサン印のブキというのは違法改造ブキで、サーモンランの特定編成でのみ使用できます。
前作スプラトゥーン2でも4種(チャージャー、スロッシャー、シェルター、ブラスター)登場、今作スプラトゥーン3でもすで多数登場しています。クマサン印のブキ(レアブキ)に関する情報はこちらの別ページをご覧ください。
クマサンブキは基本的に通常のブキと比較して「インク効率を悪くした代わりにとんでもない性能を身につけた」ものとなっていて、このマニューバーも例に漏れず凄まじいスペックを誇ります。
このクママニュの最大の特徴はスライド性能です。
連続9回、最大13回のスライドを繰り出すことができます。(インクMAXの場合)
そしてそのスライドをした際に大きな爆風を生み出しブラスターのような爆風ダメージを与えることが可能です。
爆風のダメージは125なのでザコシャケ、コジャケは1発で倒すことが出来るのでザコの群れに強いです。ドスコイは4発必要ですがスライドを連打+メインでの攻撃も行っていると並のブキよりは素早く倒すことが出来ます。
スライドは貫通性能も一応持っていて、カタパッドを倒せたり、テッパンも正面から強引に倒すことも可能です。(しかし自分にもダメージが入る)
メイン射撃の威力は1発30ダメージでスライド後も威力は不変です。
スパッタリーが40ですから、スパッタリーのほうが火力は高いです。
火力自体はスプラマニューバーと全く同じなのですが、そこにスライドの爆風火力が乗ってくるので純粋にやれることや与えるダメージはこちらが上です。
Ver.8.0.0以降(強化後)
Ver.8.0.0のアップデートで、なんとクマサン印のマニューバーが強化されました。
修正内容は、「発射ダメージが30.0から35.0になる」というシンプルなものですが、これがかなり大きな修正でDPSが爆上がりします。
DPSというのは、簡単に言えばダメージ効率で、1秒あたりのダメージを示す指標です。
クママニュは、修正前の時点ではDPSが立ち撃ちで360.0/秒、スライド後450.0/秒なので、 スプラマニューバーと全く同じでした。
それが立ち撃ち420.0/秒、スライド後525.0/秒まで上昇します。
スパッタリーには及びませんが、立ち撃ちが.96ガロンよりやや強いくらい、スライド後がボールドマーカーよりやや弱いくらいのDPSまで強化されました。
つまり、使いづらいスライドに頼らなくてもメインだけでも十分に戦っていける性能が身についたということです。
もちろん、射程の短さという弱点は残っているものの、それでも十分強いです。
満潮でスライドが使いづらい場面でも、強いブキになったといえるでしょう。
クマサン印のマニューバーの上手な使い方と強み・弱み
クママニュの強みと弱みについてまず話しておくと、強みは塗り能力とザコ処理能力です。
メイン火力自体はスプラマニューバーと同じなのでクマブキとしては微妙ですが、スライド爆風の塗りがとんでもなく、とりあえずスライドで転がっとけば一瞬で一面を塗りつくせます。
クマサン商会の社屋でスライドしてみればわかると思いますが、すぐに地面一面を塗れますよね。
これを活かして、爆風のダメージを加味するとザコシャケ・コジャケをまとめて処理できて、ダイバー塗りなんかも一瞬でできたりして、コンテナ周りを整備する能力に長けている印象です。
また、メイン射撃のインク効率も高く、インク満タンからだとスパッタリーよりも50発も多く撃ち続けられます。
インクロックも短いのでスライド爆風も合わせると結構ゴリ押せます。
スライドの突撃には多少の貫通性能も有しており「カタパッドの中央のコジャケ」「テッパン」なんかを貫通することもできます。
カタパッドの中央を上手く貫くことができれば一撃で倒せたり、テッパンも何回か貫通して往復すればそれだけで倒せたりします。
ただし、この”スライドが強い”という性能には注意が必要で、スライドを頼りすぎてスライドアタック主体で戦おうとしてしまうと一気にデス数が増えてしまいがちです。
完璧にこれを使いこなせればいいのですが、どうしても生身で突っ込んでいくこととなるのでダメージを受けがちだし、誤爆による水没なんかもよくやってしまいがちです。
テッパン貫通できるならヘビも行けるのでは?と思ってヘビにスライドで突っ込むと一瞬でデスするで、少なくともヘビが近くにいる状況でむやみやたらにスライドするべきではないです。
ですので、弱みはスライド性能はぶっ飛んだものをもっているものの、イカ・タコは耐久力の低いので突っ込むにはかなりのリスクを伴うという、嚙み合わなさを抱えているといえます。
それに、インク効率の良さはメイン射撃のみで、スライド爆発でゴリッとインクが減るので、スライドを連発してたらすぐにインクが枯渇します。
スライドを多用するならインク管理をしっかり行わなければなりません。
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— Maneki (@shioshioblog) September 2, 2023
↑のように、爆風の大きさを活かしてハシラの頂点からスライドをするだけでハシラを一撃で倒せたりするのでこういう倒し方を知っていれば楽しいブキではあると思います。
しかし、射程の短さからハシラは当然一番上まで塗れないのでイカノボリは必須で多少のタイムロスはあるし、できれば他のブキが塗ってあげたいところです。
メイン射撃について
メイン射撃については、立ち打ちの射程がスパッタリーよりも短く、パブロと同程度しかないので、スパッタリー以下の射程で威力はそれよりも低いということで、使いづらさはあると思います。
一応スライド後は射程が伸びて、スプラマニューバーより少し短いくらいの射程までは伸びます。それでも短いですが。
実際、スパッタリーならバクダンはやれなくないくらいなのですが、クママニュではかなりやりにくいです。バクダンに届かせるにはスライド後の射撃でないといけませんが、スライド幅がでかすぎてバクダンを倒すための位置調整がしづらいためですね。
ただし、先述の通り、Ver.8.0.0以降はメイン射撃が強化されたので、スライドに頼らなくとも戦っていけるようになりました。
十分に高い火力を持っているので、メイン射撃でどんどん敵を倒していきましょう。
各オオモノシャケの倒し方
各オオモノシャケの倒し方は以下のとおりです。参考にしてください。
オオモノシャケ | 倒し方 |
---|---|
カタパッド | ボムを入れる以外にも、スライドで中央のコジャケを貫くと一発で倒せる。 ただし、高台などを利用して上からスライドしないと届かない。 |
タワー | スライドでザコシャケを蹴散らしながらタワーの下まで向かえる。 スライド爆風連発して倒すよりは、スライド後射撃で倒す方がよい。 |
コウモリ | 立ち打ちの射程が短すぎて雨玉の処理はし辛いので、他の武器に任せたい。 本体を攻撃する際はスライド爆風連発で1ターンで倒せる。 (しかし操作が難しい) |
テッパン | スライドで貫通できるが、自分もダメージを食らうので、何度も突っ込むと すぐにデスする。 素直にスライド後の射撃で弱点を打つのが無難。 スプラッシュボムのように爆風をうまく弱点に当てるとスタンさせやすい。 |
ヘビ | ヘビはスライドで貫通できないため、誤操作で突っ込まないように注意。 立ち打ちかスライド後射撃で倒すのが無難。 |
モグラ | スライド爆発で倒せなくはないが、ボムで倒したほうが安全で簡単。 |
バクダン | 射程が短すぎて立ち打ちでは下からは届かず、スライド後でも届きづらい。 バクダンと同じ高さにいれば倒せるが、それはどのブキでも同じ。 スライド爆発なら3発当てれば倒せる。 |
ハシラ | ハシラのてっぺんでスライドをすれば1発で倒せる。 しかし、その倒し方は素早いが地面に落ちるので金イクラをすぐに回収できない。 頂点から斜めにジャンプして頂点の方向へスライドをするというテクニックも あるが、超上級者向けなので非推奨。 ハシラの塗り方は地面からジャンプしながら3分の2くらいまで塗ってイカノボリ。 |
ナベブタ | 落として上に乗って撃って倒す。 スライドでバリア内に侵入できるので強引に落下させられる。 |
ダイバー | スライド爆発で容易にエリアを塗れる。 塗ったあと(仮面剥がれたあと)はスライドでも射撃でもどちらでも簡単に倒せる。 |
テッキュウ | タワー同様、雑魚シャケを蹴散らして沿岸まで行ける。 鉄球のウェーブはスライド中避けれず、スライド後の硬直もあるので非常に厄介。 なるべく早めに倒したい。 |
特殊WAVE対策
続いで、クママニュを持った際に特殊WAVEが来た場合、どういう立ち回りをすればいいかを解説します。
グリル発進
メイン射撃でコジャケの処理を担当したいです。
スライドを多用するとグリルに当たりかねないので、よっぽど操縦に自信があるというわけでないなら極力控えたほうがいいでしょう。
グリルを直接攻撃する場合はスライド後の射撃を使いましょう。
ラッシュ(ヒカリバエ)
スライド後の射撃をし続けて迎え撃つのが最も無難です。
ザコシャケにはスライド爆発が通常WAVEでよく使う戦法かもしれませんが、スライド中も普通に自分はダメージを食らうので、ラッシュでは数が多すぎるのとキンシャケがHP高いのとでダメージが蓄積します。
金イクラを取りに行くときくらいはスライドで行ってもいいかもですが、インク切れに注意です。
ドロシャケ噴出
ドロシャケにスライドすればダメージが入ると思いきや、口に飛び込んでいくと一瞬でデスします。
口元でジャンプしてスライドすれば一応ダメージ入るみたいですが、普通にボム入れたほうが早いでしょう。
ザコシャケの処理にスライド爆発を使いたいです。
ハコビヤ襲来
スライド爆発はザコ処理とハコの処理に使い、母艦の追い返しはスライド後のメイン射撃を使います。
簡単なWAVEなので特に意識することはないと思いますが、動きやすいブキなので、動き回って納品をするムーブを取りましょう。
霧
視界が悪いのでむやみやたらにスライドを連発するのは危険です。
基本的にはスライド後射撃をメインで攻撃し、周りの安全が確実ならスライド爆発も使うとよいでしょう。
オカシラシャケ対策
つづいて、クマローラーを持った時のオカシラシャケの倒し方について解説します。
ヨコヅナ
基本的には直接攻撃する際はスライド後のメイン射撃で撃ちます。
スライド爆発のもDPS的には高いですが、ヨコヅナを通り抜けられたりはせず、プレス攻撃の際に接触すると自分もダメージを食らうので注意です。
イクラキャノン使いつつメインでも攻撃するのがいいでしょう。
タツ
射程が短すぎてタツに届きません。
高台を利用して同じ高さに移動できればメインもスライドも届きますが、基本的には苦労する戦いになるでしょう。
イクラキャノンで攻撃していくのが最も効率的で、そのために周りのザコとオオモノを処理しましょう。
ジョー
ジョーには背中の弱点にひたすらスライド後射撃を当てたいです。
スライド後はかなりの火力を出せるので、金イクラは他の味方に譲って自分はメイン射撃で攻撃すると効率よく倒せるでしょう。
開催履歴、スケジュール
クママニュ編成回の開催履歴は以下の通り。
- (1回目)第216回 2023/09/02 09:00 – 2023/09/04 09:00(第4回ビッグラン)
- (2回目)第228回 2023/09/22 17:00 – 2023/09/24 09:00
- (3回目)第258回 2023/11/11 17:00 – 2023/11/13 09:00(クマフェス)
- (4回目)第270回 2023/12/02 09:00 – 2023/12/04 09:00
- (5回目)第278回 2023/12/16 01:00 – 2023/12/17 17:00
2024年1月以降は、ランダム編成回ではすべてのクマブキが登場するようになったため、個別に記載する必要もないと思い「クマブキ一覧」の記事にまとめています。詳細は下記記事でご覧ください。
まとめ
以上、クマサン印のマニューバーについての情報をまとめました。スプラトゥーン3になってストリンガー、ワイパーと追加されてきてしばらく間が空いたのでもうクマブキの追加はないのかと思っていたのでこれは嬉しいサプライズです。
ただ、肝心の性能は見た目だけはインパクトがあるものの、性能面はメイン射撃をもっと強くしても良かったのではないかというレベルで、正直ぶっとんだ強さでは有りませんでした。スライドを使えない状況になってしまうと「ただインク効率がいいだけの凡ブキ」に成り下がってしまう残念な子で、せめて射程はもっと長くてもよかったのではないかと思ってしまいます。(射程が長かったとしても決して壊れ性能というレベルですらない…)
→Ver.8.0.0アップデートで強化されて、大きく評価が変わりました。メイン射撃の威力が強化され、かなり強いブキになったと思います。
使いづらさというデメリットは抱えているものの、絶対性能は高く、デメリットを補う立ち回りをすれば十分に強いブキといえるでしょう。
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