2025年4月2日に放送された「Nintendo Direct: Nintendo Switch 2 – 2025.4.2」にて詳細の一部が発表された「マリオカートワールド」。
マリオカートシリーズの完全新作としてリリースされる今作ですが、完全新作なだけあって約4分の映像の中でも新要素が多く確認できました。
この記事では、衝撃的な内容だったマリオカートワールドの新要素についてまとめます。
4/3時点では、4/2放送のニンテンドーダイレクトおよび公式サイトの情報をもとに執筆しておりますが、4/17放送予定の「マリオカート ワールド Direct」視聴後、新たに判明した情報を加筆する予定です。
マリオカートワールドについて

マリオカートワールドはシリーズ最新作・完全新作のタイトルです。
前作マリオカート8デラックスの発売が2017年4月28日、約7年ぶりの新作となります。
しかし、8デラックスは完全新作というよりはWiiUで発売されたマリオカート8を移植して新要素を追加したものだったので、完全新作という面で見れば2014年5月29日発売のマリオカート8以来、約11年ぶりです。
今作は7から続いていたナンバリングを廃止し、マリオカートワールドという名称での発売。
8DXをナンバリングにカウントしないなら次回作で10になるので、次を10もしくはXでテンとして出したいのでは?とも感じます。
マリオカートワールドの発売日
マリオカートワールドは、Nintendo Switch2のローンチタイトルとして、本体と同日発売です。
発売日は、2025年6月5日(木)。
思っていたよりもかなり早かったという人も多いのではないでしょうか。
私は元々下記記事で「Nintendo Switch 2 体験会」が終わってから発売という予想をしていて、6月後半から7月くらいと思っていたのですが、6月上旬とは驚きました。
元々任天堂は発表から発売までが短い傾向にはあるので、予想の範囲内ではありますが、それにしても早い…。
マリオカートワールドの価格
マリオカートワールドの価格についてまとめます。
希望小売価格は、ダウンロード版が8,980円(税込)、パッケージ版が9,980円(税込)となっており、ダウンロード版の方が1,000円安く購入できます。
さらに、本体同梱版(セット版)は53,980円(税込)となっており、Switch2本体が日本語・国内専用版は49,980円(税込)なので、実質ソフト価格が4,000円と半額以下になります。
マリオカートワールドを購入しようと考えている方は、考えるまでもなくセット版を購入したほうがいいですね。
ただし、こちらの同梱版は2025年内の生産予定となっているため、お得にマリオカートワールドを購入したい方は早めに確保できるよう各販売店をチェックしましょう。
また、ダウンロード版は売却できないというデメリットがありますが、私はもうここ数年はパッケージ版は購入していません。
ダウンロード版はソフトの差し替えの手間がないというだけで大きすぎるメリットだったのが、「バーチャルゲームカード」というシステムが導入されることで、異なる本体にもソフトを移動できるようになります。(2025年4月下旬~、これがSwitch2でも可能かは不明)
さらに使いやすくなるダウンロード版、しかもそっちの方が安いとなると、もう個人的にはDL版一択です。
まあ、そもそもSwitch2セットがソフト単品で買うよりも安すぎるので、そちらを買うのをおすすめします。
これまでのシリーズで追加されてきた新要素
マリオカートワールドはオープンワールドのマリオカートとして、シリーズ初の試みでとにかく新要素が盛りだくさんです。
下記はあくまで一例ですが、
ダブルアイテム(ダブルダッシュ)→ジャンプアクション(Wii)→グライダー・スクリュープロペラでの陸・水中走行(7)→反重力(8)→ウルトラミニターボ(8DX)…と、新作では必ず新要素は搭載されてきたため、今作も必ず何かあるとは言われていました。
今作の新要素はこれまでのシリーズとはうってかわって、全く新しいゲームシステムというのもありますから、とにかく大量に新要素が搭載されています。
その新要素をこの後の項目で一つひとつ確認していきましょう。
マリオカートワールドで追加される新要素
それでは、マリオカートワールドで追加される新要素を見ていきましょう。
- 世界をまたぐレース、オープンワールドに
- 世界を自由に移動できる「フリーラン」
- ノンストップのレース「サバイバル」
- 最大24人でのレース
- キャラクター多数追加
- サンダーが弱体化?
- 衣装着せ替え?新アイテム多数追加
- アイテムが自動でお尻に装備?
- コイン11枚以上
- 水上走行、滑空、さらに柵の上や壁も走れる!
- ジャンプアクションにも新要素
- コース数は60コース?
- 天候変化
※Switch2の新要素であるチャット機能などについては除外しています。
世界をまたぐレース、オープンワールドに

まずは何といってもオープンワールド化、ここが最大の特徴でしょう。
とんでもなく広大なマップが用意されていて、このマップでどこでもレースが行われているとのこと。
草原や荒野に砂漠から雪山まで、様々なエリアでレースが楽しめるのが特徴的です。
広大な土地が舞台ですが、グラフィックもどの場所も綺麗で細かい部分まで作り込まれていて飽きが来ません。
世界を自由に移動できる「フリーラン」

オープンワールド化したことにより、様々な土地を自由に移動できる「フリーラン」モードも追加されます。
コースの道を外れていきたい場所にいけるほか、フォトモードなどもありフレンドと楽しく遊べるモードです。
グラフィックも綺麗に作られているので、楽しく写真撮影ができるのもポイント。
コース外のダート部分に入るとタイヤがオフロード仕様になって大きなものへ変化するので、そういう部分もストレスなく走れますよ。
ノンストップのレース「サバイバル」

今作ではさらに新モードがあり、ノンストップで世界を駆け抜ける「サバイバル」という新しいレースが楽しめます。
チェックポイントごとに決められた順位以上でなければ脱落という、勝ち残り戦となっています。
これまでのマリオカートとは一味違ったスリルのあるレースになり、常に上を目指し続けなければいけないというところでレースゲーらしさをより楽しめるモードです。
最大24人でのレース

今作は最大24人でのレースになり、大混戦のハチャメチャレースが繰り広げられます。
人数が増えるということは、その分ぶつかり合いも激しくなりますし、飛び交うアイテムの数も多くなります。
中位にいる間はとにかく攻撃アイテムが多く飛んでくるので、スターやキラーなどの無敵アイテムの重要性が高くなっています。
人数が多くなった分、配慮されて道はどのコースも広めに作られていますが、それでも全て避けるのは至難の業。
ですが、このわちゃわちゃ感が非常に楽しく、これまでのマリオカートとは違った面白さを感じられます。
キャラクター多数追加

今作は24人対戦となったこともあってか、キャラクターの選択肢も非常に多くなっており、多数キャラクターが新たに参戦。
この画像からもわかる通り、とんでもない数のキャラクターがプレイアブル化しています。
これまでのマリオカートシリーズでも操作キャラクターとしては参戦していなかった、クリボーやモーモーカントリーの牛、ハンマーブロス、ペンギン、パタテンテン、サンボといったキャラクターまで登場。
お前どうやって運転するんだというキャラクターもちらほらいますが、キャラクター数がとんでもないことになっていそうです。
あと、ドンキーコングのキャラデザが変更されており、映画スーパーマリオブラザーズ準拠のデザインになっています。
サンダーの仕様変更
サンダーを食らってもミニ状態になる時間がかなり短くなっており、これまで通り順位に応じて大きくなるまでの時間は異なりますが、それでも上位プレイヤーでもかなり早い時間で復帰ができます。
ただし、サンダーを受けた際に一時的な硬直があり、そこで結構なタイムロスが生まれるので、大きくなるまでの時間が短くなったからといって弱体化というわけではないのかなと感じています。
また、サンダーはサンダーを使用したプレイヤーより前の順位にしか落ちない仕様となっています。
これにより、下位にいてアイテムを揃えていたのにサンダーを喰らって詰むというケースがなくなりました。
衣装着せ替えも!新アイテム多数追加

今作からの新アイテムとして、「ダッシュフード」が実装されていて、ハンバーガーやお寿司などコースの特色に合わせた食べ物が獲得でき、これを食べると↓のように衣装が変化します。

これが見た目の変化以外は特にバフもデバフもなく、ステータスも変わったりはしませんが、ダッシュフードという名の通り、使用をするとキノコと同様の加速が得られます。
残念ながらダッシュフードでのトゲゾー甲羅回避はできませんが、マリオカートツアーのような着せ替えが楽しめるという点では一つ嬉しい要素ですね。

その他アイテムでは、過去作でも登場していた巨大キノコも復活、前作8DXでバトル専用アイテムだった羽がレースにも実装、それ以外にも多数アイテムが新規実装されました。
アイテムが自動で背後に装備

今作から獲得したアイテムは全て自身の背後に自動装備されるようになりました。
これまでのシリーズでは甲羅やバナナといった防御系アイテムをケツにつけておくという操作が可能でしたが、コインやきのこなどは装備できませんでした。
つけていても意味がないですし、むしろキノコは他プレイヤーが触れると加速する仕様なので、相手を助ける行為になってしまいます。
が、今作ではコインやきのこ、キラーまでもがケツにつけられます。しかし、加速系アイテムなどは背後についているからといって他プレイヤーに取られることはないので心配ありません。
ただ、懸念点はあり、自動で防御できるという点ではいい要素だけど、タッグ戦などで味方がいるレースを楽しむプレイヤーからすると、味方に当ててしまう恐れも出てくるかも。
それに、味方云々関係なしに、防御をつけたくない場面というのも結構あるんですよね。(ぶつかられて防御が削られることになると、防御アイテムを失ってしまう)
初心者の方はアイテムつけっぱなしにして防御するというテクニックを知らない人もいるかもですし、初心者向けのシステムになったということでしょう。
コイン11枚以上

今作はコイン枚数が11枚以上、最大20枚まで貯められます。
マリオカート8DXでは、コイン1枚につき、スピード値が0.5上昇するというしようでしたが、もし同じならコイン枚数はこれまで以上に重要になってきます。
特に今作は24人レースなので1位から最下位までの差が大きくなりやすいことが予想されます。
となると、コイン枚数が少なくてスピードを出せないと離されやすくなり、上位の場合は追いつかれやすくなります。
今作でもコインは重要なアイテムです。
水上走行、滑空、さらに柵の上や壁も走れる!

今作は今までになかった要素として、水上バイク、ジェットスキーのような形で水上を走れるというのも注目ポイントです。
ただし、前作のように水中を走るという要素は無くなりました。

また、これまでのようにグライダーではなくマシンから羽根が飛び出てきて、滑空ができます。
これも一つ大きな新要素で、空中の挙動が不安定で操縦が難しいという声もあります。

また、壁を走ることもでき、反重力エリアでもないのにどうなってんだという感じですが、壁ジャンプみたいなものでしょうか。
赤甲羅を避けることもでき、壁を走って素早く走るテクニックなども発掘されています。

さらに、柵の上を走ったりもでき、こちらも他プレイヤーとの衝突を避けられますし、テクニシャンのように走れてかっこいいです。
同じようにロープの上なども走れますよ。
ジャンプアクションにも新要素

ジャンプアクションにも新要素があることが確認できています。
まず、水上での波でジャンプアクションができることを確認。

さらに、ジャンプアクションをした後に着地する前にもう一度ジャンプアクション。
空中にいる時は何度でもアクションを出すことが可能です。
ただし、何回出しても速度は変わりません。
また、ジャンプアクション関連でいうと、何もない平坦な道でも無からジャンプアクションができる新技”チャージジャンプ”が追加されています。
どちらかというと、ドリフト関係になると思いますが、真っ直ぐ走っている最中でもミニターボを溜められるようになり、そこからターボ解放でジャンプアクションのようなモーションでターボ状態になるということです。
ただし、これは普通に走っているよりも遅くなってしまうので、目的なく出すものではありません。
↓の記事で解説していますが、ウォールランやレールスライドをしたい時にジャンプをする目的で使用するものです。こちらすごいテクニックでとんでもないショートカットになっているので、ぜひ合わせてご覧いただき、練習してみてください。
マリオカートワールドのコース間の移動もレースという仕様から、直線移動が割と多い構成になっていることもあるので、そういう部分の「ただ真っ直ぐ走るだけ」状態を解消するための新要素なのでしょう。
コース数は30コース

コース数は全部で30コースです。
上記画像にもう1グランプリ隠されているので、そこを解放すれば2コース増えて30コースになります。

こちらはサバイバルモードでグランプリにもあるコースを経由していく形になるので1コースとはカウントできません。
しかし、前作マリオカート8DXが48コース、さらにDLCで48コース追加されて96コースあったので物足りなさを感じるかもですが、コース間の移動も含めると100パターン以上あるとのこと。
後からDLCで増える可能性もありますし、現状は十分な数かなと思います。
天候変化

今作はオープンワールドということで、その時々に応じて天候も変化します。
以前まではコースごとの特色として、雨が降っていたりぬかるんでいるコースは滑りやすいというものがありましたが、今作では雨が降ったら滑りやすくなる?
現状あんまり走りにくさは感じていませんが…。
「マリオカート ワールド Direct」放送

2025年4月17日にはマリオカートワールドDirectが放送予定です。こちらで判明した情報もこの記事に追記していく予定なので、是非チェックしてください。
こちらのダイレクトの内容および、発売後の情報等加味してこの記事も更新しました。
まとめ:オープンワールドのマリオカートワールドを買おう
以上、マリオカートワールドについての情報をまとめました。
今作は非常にスケールの大きな作品となっており、今までのマリオカートシリーズとは一味違うレースを楽しめます。
マリオカート8DXの時点で対戦バランスなどはかなり完成されている印象なだけに、今後もどう変化するかも注目ですね。
発売後も攻略情報などをまとめていければと思いますので、ぜひチェックしてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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