KONAMIのプロ野球スピリッツシリーズは2024年、シリーズ20周年を迎えました。
20周年の今年、記念作品として「プロ野球スピリッツ2024-2025」が発売予定です。
そんなプロ野球スピリッツですが、これまでどんな歴史を歩んできたのでしょうか。
第1作目から最新作まで、すべての作品を画像で振り返りながら、グラフィックの進化の歴史をたどっていこうと思います。
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- プロ野球スピリッツシリーズとはどんなゲーム?
- プロ野球スピリッツ2004&クライマックス(1作目)
- プロ野球スピリッツ2(2作目)
- プロ野球スピリッツ3(3作目)
- プロ野球スピリッツ4(4作目)
- プロ野球スピリッツ5&5完全版(5作目)
- プロ野球スピリッツ6(6作目)
- プロ野球スピリッツ2010(7作目)
- プロ野球スピリッツ2011(8作目)
- プロ野球スピリッツ2012(9作目)
- プロ野球スピリッツ2013(10作目)
- プロ野球スピリッツ2014(11作目)
- プロ野球スピリッツ2015(12作目)
- プロ野球スピリッツ2019(13作目)
- eBASEBALLプロ野球スピリッツ2021 グランドスラム(14作目)
- プロ野球スピリッツA(スマホアプリ)
- プロ野球スピリッツ2024-2025(15作目)
- まとめ:プロスピ2024-2025はもはや実写
プロ野球スピリッツシリーズとはどんなゲーム?
プロ野球スピリッツシリーズは2004年3月25日に第1作目が発売された長寿野球ゲームです。
野球ゲームといえばの実況パワフルプロ野球(パワプロ)シリーズと同じ制作元のコナミ(コナミデジタルエンタテインメント)から販売されており、パワプロはデフォルメされたキャラクターに対し、こちらはリアルな等身でリアル版野球ゲームとして親しまれています。
パワプロにはないゲーム性も多数あり、例えば能力値でいえば、ミート力が対右・対左で分かれていたり、「スローイング」という能力値があったり、外野手はライト・レフト・センターと別々に守備力が決められたり、細かく能力値が設定されています。
プロスピからパワプロに逆輸入された要素って結構あって、投球のリリースシステムもそうですし、守備モーションなんかもプロスピのものを流用してたりします。
そんなプロスピですが、グラフィックがどう進化してきたのか、作品ごとに見ていきたいと思います。
画像はすべてクリックで拡大可、ナンバリングタイトルごとに1作目、2作目と数えていきます。(完全版、クライマックスなどの決定版に当たる作品は、その年の1作品としてカウント。)
プロ野球スピリッツ2004&クライマックス(1作目)
第1作目のプロ野球スピリッツ2004は2004年3月25日に発売、対応機種はPlayStation 2です。
球界再編期に発売されたこの作品ですが、プロ野球スピリッツシリーズでは唯一の「福岡ダイエーホークス」「オリックスブルーウェーブ」「大阪近鉄バファローズ」が登場する作品です。
これまで発売されていたパワプロと違うのは実況だけでなく、解説者もいてよりプロ野球の中継らしさという所にこだわっているという点です。
プレイ画面の画像は「クライマックス」のものですが、第1作目、PS2ということを加味すればグラフィックはよくできているのではないでしょうか。
ちなみに、「プロ野球スピリッツ2004クライマックス」は、クライマックスといいつつ「2004年度前半戦終了データ搭載」だった模様。
プロ野球スピリッツ2(2作目)
第2作目のプロ野球スピリッツ2は2005年4月7日に発売、対応機種はPlayStation 2です。
球界再編後の作品で、新たに「東北楽天ゴールデンイーグルス」「福岡ソフトバンクホークス」「オリックスバファローズ」の3球団が登場します。
2段モーション規制が入る前の発売なので、これもまた貴重な作品です。
シリーズ初で、かつプロ野球ゲームとして初の「選手プレイモード」搭載で、1人の選手になりきって打撃・走塁・守備をすべてプレイできるようになりました。
上記引用元からプレイ動画を見ましたが、このころから近年の作品までずっと使いまわされてるモーションとかがありますね。
プロ野球スピリッツ3(3作目)
第3作目のプロ野球スピリッツ3は2006年4月6日に発売、対応機種はPlayStation 2、Xbox 360です。
本来はこの作品でシリーズが終了する予定だったという作品。好評だったため、継続して制作されることとなりましたが、この作品の売り上げ・評判次第で2024-2025はでなかったと考えると恐ろしいです。
Xbox 360版は初登場し、こちらでは初のオンライン対戦が実装されています。
この頃はまだ顔の3Dスキャンなどは行われていなかったと思いますが、しっかり似せられている選手も多いです。
また、今作からパッケージに実写の選手の写真が使われるようになりました。
プロ野球スピリッツ4(4作目)
第4作目のプロ野球スピリッツ4は2007年4月1日に発売、対応機種はPlayStation 2、PlayStation 3です。
今作からPS3版が登場。グラフィックも大きく進化しました。
PS3のグラフィックも、今となっては…感はありますが、当時はPS3のグラフィックには感動したものです。
ユニフォームの質感に特に変化を感じますね。
2007年から導入されたセ・リーグのクライマックスシリーズにも対応しています。
プロ野球スピリッツ5&5完全版(5作目)
第5作目のプロ野球スピリッツ5は2008年4月1日に発売、完全版は2008年12月4日に発売。対応対応機種はPlayStation 2、PlayStation 3です。
PS3で2作目となる5ですが、グラフィックに磨きがかかったような感じで、よりリアルになっているように感じます。
完全版には初回生産版に全収録選手のデータブックが付属するなど、かなりの気合の入りようでした。
プロ野球スピリッツシリーズにおいては、広島市民球場が収録された最後の作品です。
5から、パワプロのマイライフに当たるスターダムモードが追加されました。
プロ野球スピリッツ6(6作目)
第6作目のプロ野球スピリッツ6は2009年7月16日に発売、対応対応機種はPlayStation 2、PlayStation 3です。
本作はWBCモードが収録されており、WBCに出場したすべての選手を収録、実際のWBC同様のルールで遊ぶことができます。
WBCに対応するため、いつもの春発売ではなく、7月になっています。
このWBCモードがとにかく興奮したものです。
2023年のWBCも記憶に新しいですが、2009年の第2回WBCも大いに盛り上がりました。
日本の顔であったイチローが収録されている貴重なプロスピでもあります。
イチローは引退後にパワプロやプロスピでも登場するようになりましたが、現役当時はイチローが出る作品なんてパワメジャくらいのもんだったので、とても興奮したのを覚えています。
プロ野球スピリッツ2010(7作目)
第7作目のプロ野球スピリッツ2010は2010年4月1日に発売、対応機種はPlayStation 3、PlayStation 2、PlayStation Portableです。
今作から、タイトルがナンバリングの番号を廃止し、年号になりました。
また、タイトルロゴも変更されており、タイトルの上に「魂」の文字も追加。
さらに、PSP版も発売してトリプルプラットフォームとなりました。
PSP版は正直お世辞にも綺麗ともリアルとも言えませんが、携帯機で出来るシリーズ初のプロスピであり、家でも外でもできるというのは大きかったでしょう。
PS3版のグラフィックはユニフォームのシワがよりリアルになった感じ?
顔のテカテカ感というか作り物感がすごいので今見ると違和感がありますが…。
プロ野球スピリッツ2011(8作目)
第8作目のプロ野球スピリッツ2011は2011年4月14日に発売、対応機種はPlayStation 3、PlayStation Portable、ニンテンドー3DSです。
PS2がついに引退、代わりに3DSが加わりトリプルプラットフォームでの発売となりました。
グラフィックが一新されており、前作の顔のテカテカしたような違和感はなくなり、結構リアルになったように思います。
また、選手のモーションも増えて固有のフォロースルーが結構増えました。
プロ野球スピリッツ2012(9作目)
第9作目のプロ野球スピリッツ2012は2012年3月29日に発売、対応機種はPlayStation 3、PlayStation Portable、PlayStationVitaです。
今作は3DSはなくなり、PSVitaが追加でトリプルプラットフォームで発売されました。
新球団・横浜DeNAベイスターズが初めて収録された作品でもあります。
シリーズ初の雨天試合が導入されたり、選手のユニフォームがスライディングなどで汚れるようになったりなどの新要素が加わっています。
というか、ユニフォーム汚れるようになったのやっとここでか…感はありますね。
正直、グラフィックは前作と変わりないですね。
私も5から2012、13あたりまでは毎作買っていたのですが、2012はすぐに売った記憶が…。
代り映えしないし、守備モーションはずっとPS2時代のものを使いまわしで、もう買わなくていいかなとなった作品です。
プロ野球スピリッツ2013(10作目)
第10作目のプロ野球スピリッツ2013は2013年3月20日に発売、対応機種はPlayStation 3、PlayStation Portable、PlayStationVitaです。
前作に引き続きトリプルプラットフォームでの発売となった2013。
GMとして球団経営をする「マネジメント」の新規追加が目玉だった作品です。
グラフィックは対して進化してないように思います。ヘルメットが若干リアルになった?この辺がPS3の限界なのでしょう。
プロ野球スピリッツ2014(11作目)
第11作目のプロ野球スピリッツ2014は2014年3月20日に発売、対応機種は対応機種はPlayStation 3、PlayStation Portable、PlayStationVitaです。
プロスピ2014はプロスピシリーズで最後のPSP発売作品です。
PS4は2013年11月に発売されましたが、開発が間に合わなかったのかPS4での発売はなし。
実況・解説のバリエーションが前作2013と比較して2倍に増えたことや、打球音・選手の動作音などを実際のプロ野球から録音、モーションの追加など、地味だけどちょっとうれしい?ような追加要素程度にとどまりました。
グラフィックも数年間変わりません。上の画像は画質が粗いのでちょっとわかりにくいですが。
プロ野球スピリッツ2015(12作目)
第12作目のプロ野球スピリッツ2015は2015年3月26日に発売、対応機種は、PlayStation 3、PlayStation Vitaです。
またもやPS4での発売はなしと残念な結果に。
PSPでの販売が終了したためダブルプラットフォームになりました。
今作から、12球団協力のもと、3Dスキャン撮影が実施されるようになったため選手の顔がよりそっくりに、リアルになりました。
また、今作からメジャーリーグで活躍する日本人選手も収録されるようになりました。その代わりOBが削除された模様。
実在の応援歌もDLCとして購入できるようになったり、うれしい要素もあったものの、やはりグラフィックに関してはPS3の限界感はあります。
プロ野球スピリッツ2019(13作目)
第13作目のプロ野球スピリッツ2019は2019年7月18日に発売、対応機種はPlayStation 4、PlayStation Vitaです。
2015から4年の充電期間を経て満を持しての発売です。
初のPS4での発売であり、4年間の開発の時を経て発売された作品です。
なお、2019がプロスピ唯一のPS4作品となります。
3Dスキャン技術とPS4のスペックが存分に生かされたグラフィックで、顔とヘルメットに関してはかなりリアルです。デイゲームの日の光の加減とかも綺麗で見やすくなったように思えます。
これまでのPS3以前の作品と比べても一目瞭然と言っていいでしょう。
ただ、動きのぎこちなさ(カクカクした感じ)や、守備モーションの使い回りは相変わらずで、PS2初期のモーションをずっと使うのってどうなの?って感じはします。
ただ投球モーションや打撃フォームなんかはかなり似ているものも多く、リアルになっているかなと感じます。
eBASEBALLプロ野球スピリッツ2021 グランドスラム(14作目)
第14作目のプロ野球スピリッツ2021は2021年7月8日に発売、対応機種はNintendo Switchです。
PS4では発売されず、なぜかNintendo Switch独占での販売となりました。
また、イチローとのコラボ企画で、ゲーム内にイチローが登場し、操作できるという貴重な作品の一つでもあります。
グラフィックに関しては、当然switchなので前作に劣り、お世辞にも綺麗とは言えません。
前作より劣化したグラフィックで出す意図は何だったのだろうか…?
プロスピといえばリアル版パワプロなので、PS4を切った理由がよくわかりません。
知っている方がいればコメントで教えていただければ幸いです。
プロ野球スピリッツA(スマホアプリ)
プロ野球スピリッツAは2015年10月20日から配信開始されたスマートフォン向けアプリです。Appストア、Google Playストア、Amazonアプリストアにて配信されています。
スマホ版なのでグラフィックはお察しですが、やはり目玉はガチャになるのでしょうか。
かなりの売り上げを出していて、Sensor Towerによると、2022年10月時点で22億ドル(3233億円)を記録しているとのこと。
※参照:Sensor Tower|累計収益22億ドルを突破したプロスピA、Konamiの国内モバイルゲーム全体収益の約60%にまで成長
私はグラフィック見てすぐに辞めちゃったのですが、かなり人気も高く、日本のアプリ売上ランキングではTOP5に食い込むレベルのようです。
プロ野球スピリッツ2024-2025(15作目)
そして最新作となる、第15作目のプロ野球スピリッツ2024-2025は2024年中の発売を予定しています。対応機種はPlayStation 5、Steamです。
もう一目見てレベルが違うとわかります。リアルすぎてびっくりしました。親御さんがびっくりするやつです。
2021からの進化がすごすぎます。PS4だった2019と比較してもレベチです。
さすがはPS5だなと思いました。
こちらは下記記事に詳細をまとめていますので、あわせてご覧ください。
まとめ:プロスピ2024-2025はもはや実写
以上、プロ野球スピリッツシリーズのグラフィックの進化の軌跡・歴史についてまとめました。
画像まとめるのかなり大変だったので、よかったよと思ってくれた人はぜひシェアしてください。広めてもらえれば喜びます。
こうして並べてみると、2010~15までの代わり映えのなさはなんだか残念な気持ちになります。
PS4になって綺麗になったものの、2021でswitch独占でまた退化。そして2024-2025で大化け。
ながらくプロスピは買ってませんでしたが、2024-2025は欲しくなる出来栄えです。
モーションの使いまわし具合も非常に萎えていたポイントなので、そこも今作は気合入れて作ってそうだし、期待が高まります。
プロ野球スピリッツ2024-2025は発売日はまだ未定ですが、追加情報が出れば下記記事を更新予定です。
》【完全新作】プロ野球スピリッツ2024-2025が発売決定!【まるで現実】
それまでの間はプロ野球スピリッツ2021を遊んで待っておきましょう。
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