【15選】今すぐ辞めた方がいい会社の特徴|ブラック企業から逃げよう

今すぐ辞めるべきブラック企業の特徴15選

世の中にはたくさんの企業がありますが、その中にはいわゆるブラック企業と呼ばれる過酷な労働を課す会社も存在します。ブラック企業で働き続けていてはいつか過労死してしまったり、うつ病になってしまう恐れもありますので、今すぐ逃げましょう。

そんな会社で働き続けるといつかあなたの精神は壊れてしまいます。今回はそういった今すぐ辞めたほうがいい”終わってる”会社の特徴を挙げました。また、転職先でも同じような目に遭わないためにも、そういう会社の見抜き方についてもまとめましたのでぜひ最後までご覧下さい。

※退職を考えている方で、勤め先がブラック企業の場合は退職代行サービスを使うのがおすすめです。おすすめの業者を下記記事で紹介していますので、よければご覧ください。
》退職代行サービスおすすめ6選&料金比較

ブラック企業とは?終わってる会社?

ブラック企業の特徴

私が今すぐ辞めた方がいいと思う会社、いわゆるブラック企業の特徴についてですが、そもそもブラック企業の定義について、厚生労働省においては定められてはいません。ブラック企業についての特徴については以下のように回答しています。

一般的な特徴として、
① 労働者に対し極端な長時間労働やノルマを課す、
② 賃金不払残業やパワーハラスメントが横行するなど企業全体のコンプライアンス意識が低い、
③ このような状況下で労働者に対し過度の選別を行う、
などと言われています。

引用元:「ブラック企業」ってどんな会社なの?|Q&A|確かめよう労働条件:厚生労働省

定義はされていないものの、一般的にみなさんが思い浮かべるイメージの通りと思います。行き過ぎた長時間労働、パワハラ、賃金未払いなどが代表されますが、こういう特徴を持つ会社は”終わってる会社”として捉えて良さそうです。
そもそも労働環境が”終わってる”、つまり最悪な時点でこの先も改善される見込みはないので、今すぐ辞めたほうがいいでしょう。
本記事では長時間労働、パワハラ、賃金未払いなどについて詳しく見ていきたいと思います。

辞めたいけど、どうしても上司が怖くて言い出せない…という人は退職代行サービスを利用するのも一つの手です。退職代行サービスのおすすめサービスや、退職代行サービスのメリット・デメリット等は下記にまとめていますので、よければ合わせてご覧下さい。
》退職代行サービスおすすめランキング&料金比較!失敗しないための選び方を解説

辞めたいと思っているけど、退職交渉の際の引き止めにどう対応しようか迷っているという方はこちらの記事をご覧ください。
》退職を申し出た時の6つの引き止め常套句と断り方を紹介【上司の心理】

今すぐ辞めた方がいい”終わってる会社”の特徴15選

残業する女性

ここからは今すぐやめた方がいい終わってる会社の特徴を紹介します。
これらがあなたの会社に当てはまっているようなら、今すぐ退職を検討して下さい。

  • 長時間労働が当たり前になっている
  • サービス残業が多く諸手当てが出ず、有給もとれない
  • ボーナス・退職金がない
  • パワハラ上司がいる
  • 常に怒鳴り声が聞こえ、人前で叱られる
  • 30分前出勤を強制される
  • みなし残業制を採用している
  • 将来性がない
  • 離職率が高い
  • スキルが身につかない
  • 実績が評価されず、給与や役職が昇格しない
  • 風通しの悪い会社
  • オフィスが汚い会社
  • 休職者がいる(いた過去がある)
  • 無駄な習慣業務がある

1.長時間労働が当たり前になっている

まず1つ目は長時間労働が当たり前になっていて、改善される気配もない会社です。
社畜精神に染まってしまった社員たちは長時間労働、残業まみれの日々を何とも思わなくなっている労働ロボと化しています。
社長・上司の奴隷とも言える社員たちにはもう改善させようという気力もなく、問題提起もできない状況です。
定時で帰ろうもんなら同僚や上司たちに「みんなが残ってるのに何帰ろうとしてるの?」とでも言われるのがオチ、残業のない日など存在しないのでしょうか。

こんな会社にいてはいずれ過労死してしまいます。もちろん、何十時間という残業の多さでなくとも、平均20時間を超える時点で私的にはその職場で働くのは推奨できません。ただでさえ8時間労働を週5日もしているのに、そこから一日平均1時間も残業するなんて、豊かな生活とは言えません

2.サービス残業が多く諸手当てが出ず、有給もとれない

2つ目はサービス残業が多いうえに、有給も満足に取れない会社です。
ただでさえ長時間労働でしんどいのに、それがサービス残業なんてことだったら、タダ働きになるのでその会社で働く意味なんて一切ないですよね。

有給についても、取得した分はすべて消化するのが当然の権利ですから、消化率が50%を切っている時点でブラックです。「有給取得率70%です!」とか誇らしげに言ってる会社も意味不明です。100%にしてから初めて誇ってほしいものです。

3.ボーナス・退職金がない

3つ目はボーナス・退職金がない会社です。
正社員で働くうえでの最大のメリットともいえるボーナスと退職金がないというのは、かなりもったいないと思います。ボーナスは基本給20万でも5か月分支給となれば額面でおよそ100万円になりますから、ボーナスがない会社は今すぐ転職すべきです。退職金も同様です。

4.パワハラ上司がいる

3つ目はパワハラ上司がいる会社です。
罵倒してくる暴言系のパワハラや、根性論を押し付けてくる精神系パワハラなどをする上司がいるとうつ病になってしまう可能性が考えられます。
実際、年々うつ病などの心の病気になってしまう方は増え続けていて、今は元気だという人でも、何がきっかけで心を病んでしまうかはわかりませんから、注意が必要です。

こころの病気の患者数
引用元:図表1-2-9 こころの病気の患者数の状況|平成30年版 厚生労働白書 -障害や病気などと向き合い、全ての人が活躍できる社会に-

このように、1990年代からほぼ右肩上がりで上がり続けています。2017年には気分障害の患者の方は約130万人にのぼり、これは一概に仕事の影響だけとは言えませんが、仕事が原因の人が多くを占めていることは予想ができます。
パワハラ上司の特徴と対策については下記記事にまとめました。

5.常に怒鳴り声が聞こえ、人前で叱られる

5つ目は常に怒鳴り声が聞こえ、誰かしらがいつも人前で叱られている職場です。
先輩や上司が、部下が仕事ができないと部下を叱る職場はよくあります。これを人前でやる会社はすぐに辞めたほうがいいでしょう。人前で怒られている本人は当然屈辱的でしょうし、それを見ている周りの人間もとてもイヤな気分になります。ましてや、その怒り方が怒鳴っているようなものなら最悪です。
怒鳴り声を聞くというのは自分が怒られていなくても怒られているような気分になるし、うるさいし不快だし何一ついいことがありません。人前で怒鳴り散らす上司がいて、それを誰も止めない時点でその会社はブラック企業です。

6.30分前出勤を強制される

6つ目は30分前出勤を強制される職場です。
これ30分という数字に限らずですが、始業前の〇〇分には席に着いとけ、なんて言う会社は確実にブラックでしょう。早く来た分残業代として出してくれるならまだ幾分かマシですが、ブラック企業がそんなことをしてくれるはずもなく、サービス早出残業になる場合がほとんどと思います。
そもそもなんで30分やら1時間も前に出勤する必要があるのかという話です。お前は業務の準備に30分も掛けるのか?と。準備に30分も掛けるなんてそれこそ無能の極みでしょう。

電車の遅延なんてこちらの都合ではないのだからそんなの考慮する必要はないし、5分前に行って荷物おいたりPC立ち上げして、1分前に自席ついとけばいいよね、と思います。どうしても電車の遅延すら許せないならリモートワークさせてくれればいいのに。

7.みなし残業制を採用している

7つ目はみなし残業制の会社です。これを採用している会社は9割5分はブラックです。
みなし残業制とは何か簡単に説明すると、『1か月に〇〇時間残業するとみなして、あらかじめ固定の残業代含んだ形で給料を支給する』制度です。
これは残業が〇〇時間に達しなかった場合でも〇〇時間分の残業代は必ずもらえるものなのですが、そもそもそんなことが頻繁に起きる職場ならみなし残業制なんて採用する必要がないですよね。ただ余分に払うだけになります。

当然、30時間の固定残業代と決められている場合は、30時間以上残業すれば超えた分もきっちり払わないといけないのですが、これをしていない会社がとても多いです。
もちろん、ちゃんと法を遵守して運用している会社もあるでしょうが、ネットにあがっている声などを見ても、ちゃんとしている会社は少ないように思います。

8.将来性がない

将来性がない会社というのは、具体的には業績が悪かったり、この先伸びるビジョンがなさそうな会社です。
そういった会社は将来的位に倒産する可能性もあり、どれだけ居心地が良くてもリストラの可能性や倒産して職を失うリスクも孕んでいます。
業績が悪い会社だと給料も上がりにくいですから、昇給を望むならすぐに転職を考えましょう。

9.離職率が高い

離職率が高い会社は、それだけ従業員が会社への不満を多く持っている会社ということに繋がります。
そういった職場で働いていても自分もいずれ限界を迎える可能性が高く、そうなる前に転職を検討スルことをおすすめします。

厚生労働省の調査から、正規雇用者の主な退職理由を5つピックアップしてみました。これらのうち複数当てはまるようなら、”終わってる会社”かもしれません。

  退職理由 割合
給与・報酬が少なかったから40.7%
事業又は会社の将来に不安を感じたから30.9%
労働時間が長かった・休暇が少なかったから30.9%
会社の経営方針に不満を感じたから30.1%
能力・実績が正当に評価されなかったから21.1%
参照元:仕事をやめた者の退職理由|厚生労働省

厚生労働省の令和4年 雇用動向調査結果の概要(※)によると、令和4年の離職率は15%です。あなたの会社の離職率が15%以上であれば退職したほうが良いかもしれません。

※…参考:令和4年 雇用動向調査結果の概要|厚生労働省

10.スキルが身につかない

スキルが身につかない仕事というのは、自分の将来の昇格にも影響してきます。
もし将来給料に不満を感じて転職しようと思っても、スキルがなければ採用されにくいです。
自分のやっている仕事が誰でもできる仕事と感じているのであれば、早めに行動しましょう。

11.実績が評価されず、給与や役職が昇格しない

自分が仕事をやり遂げたと感じて成果を出したにも関わらず、正当に評価してくれない会社はすぐに辞めたほうが良いでしょう。
モチベーションにも関わってきますし、どれだけ頑張っても他と評価や給与が変わらないと仕事のやりがいそのものが消え失せる、とても厄介な問題です。
年功序列の会社であれば、若いうちに昇格ができず稼ぐことは難しいので、現役バリバリのうちに頑張って働きたい!という場合は転職しましょう。

12.風通しの悪い会社

風通しが悪く、社員の意見が上に通らない、反映されない会社は辞めた方がいいです。
こういった会社は、職場をより良い方向へ改革していくという意識が欠けており、いつまで経っても体制が変わらず、改善される見込みがありません。

  • 意見を言って改革するのは面倒、従ってるだけのほうがラク
  • 会議に出席してもどうせ意見出しても意味がないし、座ってるだけでいいや

このような意見を持つ社員ばかりになって、どんどん独裁政権のような風通しの悪い職場になっていきます。こんな会社にいても意味はないので、辞めることをおすすめします。

13.オフィスが汚い会社

オフィスが汚いと、単純に清潔感がなく仕事への意欲がなくなってしまいますし、取引先の印象も悪く、取引先も離れていく傾向にあります。
大抵の会社は清掃業者などへ清掃業務を委託して清潔さを保っています
そういった費用にかけるお金すらもないのか、そもそも意識が低すぎるのかといった理由になってきますが、そういう会社は将来性もないので、早めに転職したほうが良いでしょう。

14.休職者がいる(いた過去がある)

休職者がいる会社、もしくは過去にいた事実がある会社というのは危険性が高く、辞めたほうがいいでしょう。
産休・育休を除いて、休職している人がいればその人は過去に上司や同僚から何らかのパワハラを受けて精神を病んでしまった可能性があります。
そうした事実が黙認・もみ消されたりしてパワハラ上司が野放しにされている会社は危険すぎます。
会社としてもそのパワハラ上司に辞められては困るので、黙認せざるを得ないのかもしれませんが、そんな職場で我慢し続けることはないです。すぐ辞めて下さい。

15.無駄な習慣業務がある

毎朝の朝礼で社訓を読み上げるや、頻繁な飲み会(強制)、年賀状を送り合うなどの無駄でしかない習慣業務・文化がある会社は間違いなくブラック企業です。
こういった文化があると日々の業務効率の低下に繋がったり、小さなストレスが積み重なっていくので、いずれ精神的にしんどくなってきます。
強制力が強い会社というのは社員にとってはデメリットが多いので辞めたほうがいいでしょう。

終わってる会社をすぐ辞めるべき理由

上司に怒鳴られる男性

上記で紹介したような、終わってる会社、すぐに辞めた方がいい会社に残り続けるのをオススメしない理由は以下の4点が挙げられます。

  • 精神的・肉体的に疲労が蓄積する
  • 給与が増えず、無駄な期間を過ごすことになる
  • スキルや経験が身につかない

精神的・肉体的な疲労が蓄積していけば、いずれは働くことのできない身体・精神状態になってしまいかねませんので、すぐに辞めたほうがいいでしょう。
また、昇給額が低い会社で働いていれば、その間の期間は他の会社で働くよりも給与の額も変わってきて、無駄な期間を過ごすことになってしまいます。
スキルや経験が身につかなければ次の転職に活かすこともできないので、早めの転職をおすすめします。

なかなか辞めたいのに退職を認めてもらえない場合は退職代行サービスを使うのも一つの手です。
退職代行サービスは転職支援を行っているところもあったりと、次に繋げやすいので気になる方はチェックしてみて下さい。

ブラック企業の見極め方

スーツの男女

「じゃあ転職するか」となっても次に入る会社もブラック企業な可能性はありますよね。
ここからは面接・求人でブラック企業と見極める方法をご紹介します。

ブラック企業の見極め方
  • アットホームな職場と書いてある求人は避ける
  • 固定残業代(みなし残業)制の求人は避ける
  • 良いと思った求人でも企業の情報(口コミ)などはしっかり調べる
  • 面接で思い切って残業や有休のことを聞いてみる

とりあえずアットホームとか社員は家族とか書いてる求人はほぼ確定で地雷です。休日も会社のイベントが多くて休めなかったり、残業が多く激務、ほかにアピールできることがないなど、良いことは基本ありません。
また、先程も述べたように、固定残業代(みなし残業)制の会社では未払いが横行しているので避けたほうが無難です。
上記の特徴があてはまらなかったとしも、ちゃんと元社員や現役社員による口コミは見るようにしましょう。思いもよらぬところにブラックポイントが隠れているかもしれません。

最終的に、面接で思い切って残業は何時間か、有給はちゃんと取れるかといったところを聞くというのはありです。もしそれを聞いたことが理由で落ちたのならブラック確定で、入らずに済んでラッキーだし、面接官がうろたえた様子を見せた場合も何か嘘をついている可能性も考えられます。

また、転職をするなら転職エージェントにまずは相談することがおすすめです。転職エージェントなら一般求人には載っていない求人の紹介や、面接の日程調整、面接後の双方の感想のヒアリングなどなどを全て代わりに行ってくれますので、会社で働きながら転職活動をするのに適しています。

まとめ:自分の身を守るためにもブラックからは逃げよう

以上、今すぐ辞めた方がいいブラック企業の特徴15選と見極め方の紹介でした。
冒頭でも申し上げた通り、ブラック企業で働き続けることは自分にとって悪影響でしかないので、特別な事情でもない限りはすぐに辞めたほうがいいです。
上司の恫喝などが怖くて言い出せないという場合は上でもご紹介した退職代行を使うのは大いにおすすめです。とにかく低予算というのは若い方にありがたいと思いますし、労働組合なら一般法人のようなトラブルにも見舞われにくいです。

ブラック企業から逃げることは全く恥ではないです。自分自身のためや、家族に心配をかけないためにも少しでも早めに決断しましょう。

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