私は衣類の洗濯の際、今まではジェルボールを使用していたのですが、現在はナノックスワンという液体洗剤を使用しています。
洗剤には多くの種類やメーカーの商品があり、専門家ではないため成分などからの評価や一概にどれが一番良いという評価はできないのですが、一般人目線で実際に商品を使ってみた感想や、コスパ・使い勝手などを比較していこうと思います。
洗濯洗剤の種類について
洗濯洗剤は大きく分けて粉末洗剤、液体洗剤、ジェルボールの3つがあり、それぞれ以下のような特徴があります。
- 粉末洗剤 … 洗浄力が高いという強みを持っているものの、その分衣類への負担も強く、溶け残りの懸念もある。近年はあまり頻繁には使われなくなってきているという印象。
- 液体洗剤 … 洗浄力は粉末に劣るが、溶け残りの心配がなく使い勝手がよい。粉末洗剤とは反対に近年どんどんと人気が高まっていて、ドラッグストアなどに行っても粉末洗剤よりも液体洗剤の方が圧倒的に種類が多く置いてある。
- ジェルボール … 洗剤がフィルムに包まれていて計量などをせずにそのまま使える。柔軟剤が一緒に配合されているものも。
ジェルボールは上でも書いた通り計量せずに入れるだけで使える超ラクな洗剤ということで、発売当初は衝撃を受けたのを覚えています。
今回はその中でも液体洗剤とジェルボールについて比較していきます。
記事の後半では液体洗剤でも特に使い勝手が良いであろう『プッシュボトル』を発売しているナノックスとアタックゼロをジェルボールと比較していますので、是非最後までご覧ください。
ジェルボールと液体洗剤のメリット・デメリット
ジェルボールと液体洗剤、それぞれのメリット(長所)・デメリット(短所)についてまとめます。
ジェルボールのメリット(長所)・デメリット(短所)
アリエール ジェルボール4D 洗濯洗剤 詰め替え 99個[大容量]
ジェルボールの長所と短所については以下の点が挙げられます。
(メリット(長所)が青文字、デメリット(短所)が赤文字)
- 計量せずにボールを入れるだけで済む
- 柔軟剤入りのものを使えば柔軟剤すらも入れる必要がない
- すすぎ一回でOK
- 量を調節できない
- 高温で溶ける可能性がある
ジェルボールはフィルムに包まれたボール状の洗剤をあらかじめ底に入れておくだけで洗濯ができてしまう優れものです。とにかく楽なのです。
洗濯物の重量などで水量等も計ってくれるタイプの全自動洗濯機なら、洗濯物を入れる前にあらかじめ底にジェルボールを入れておけば、スタートボタンを押すだけですべて完了します。
柔軟剤入り(ボールド)ならさらに楽で、柔軟剤すらも入れる必要がなくなるため、本当にワンタッチで洗濯が完了します。
ボールド ジェルボール 4D 洗濯洗剤 プレミアムブロッサム 詰め替え 99個[大容量]
ただし、注意しないといけない点は、夏場など高温な環境で保管していると熱でフィルムが溶けてしまう可能性があります。
実際私は一年間通して使用していましたが、夏場は容器の底の方にある分はフィルムが解けていて、洗剤が漏れていました。
洗濯機のある洗面所は、賃貸マンションなどの場合、小窓もない所も少なくないですし、夏場は厚くなりやすい環境なので、これは仕方ないのかなと思います。
夏場だけリビングに置くなどすれば対策はできるでしょう。
また、1回1個入れるということで、洗剤の量を調節できないのも難儀な点で、少量の洗濯でも1個入れないといけないので、洗濯物に香りがつきすぎてしまう恐れがあります。
アリエールでは30L~65L (2kg~6kg) 1粒、65L以上 (6kg以上) 2粒入れるのを推奨されていて、これより少ない量で選択する場合は少し洗剤が多すぎるような気がします。
液体洗剤のメリット(長所)・デメリット(短所)
ナノックスワン(NANOXone) PRO 洗濯洗剤 史上最高峰の洗浄・消臭力 高濃度コンプリートジェル 本体大640g パウダリーソープの香り
液体洗剤の長所と短所については以下の点が挙げられます。
(メリット(長所)が青文字、デメリット(短所)が赤文字)
- 洗剤の量を小まめに調整できる
- 粉末洗剤に比べて衣類へのダメージが少ない
- すすぎ1回でOK
- 計量の手間がある
- ボトルに詰め替える必要がある
やはり液体洗剤のメリットとしては洗剤の量を調節できるため、少量の洗濯物でも気軽に洗濯ができる点が挙げられます。
また、ジェルボールとは大差ないと思いますが、粉末洗剤に比べると衣類へのダメージも少なく、その分すすぎも1回でOK、液体で溶けやすいので洗剤残りもありません。
【まとめ買い】アタックZERO 部屋干し 洗濯洗剤 液体 アタック液体史上 最高の清潔力。菌の隠れ家蓄積0へ ワンハンドプッシュ 本体380g+詰替え810g
ただ、やはりジェルボールとは反対に計量する手間があり、これが面倒に感じる人も結構いそうです。また、洗剤がなくなれば詰め替える必要があり、洗剤の消費量が多ければ多いほど詰め替えの回数も多くなります。
そこで計量の手間を省くのが『プッシュ型容器』です。これなら計量せずとも、ボトルをプッシュして洗剤を投入できます。こちらは下記記事でナノックスとアタックゼロのボトルを比較する形で詳しく紹介していますので、あわせてご覧ください。
ジェルボールと液体洗剤のコスパの比較
続いてコスパ面での比較です。
ジェルボールはアリエールとボールドの2択ですが、液体洗剤は多くの種類があると思います。
今回は恐らく液体洗剤の中でも大きなシェア率を占めるであろうナノックスワンとアタックゼロで比較します。
※ナノックスはナノックスワンという新しい商品に生まれ変わりました。詳細はこちらの記事にまとめていますが、今回は「ナノックスワン スタンダード」を比較対象にします。
価格はお店などによって値段は変わってくると思うので、Amazonでの価格で比較していきます。
Amazon発送分の正規価格のものを参考にしています。売り切れ等で販売元が別の業者になっていれば高額販売されている場合がありますので、その場合はご注意ください。
タイムセール後などはよく売り切れて別の業者が正規価格よりも大幅に高い価格で販売していたりします。本記事に記載の価格に近い価格で、Amazon販売・発送のものを買いましょう。

アリエールやボールドのジェルボールは水量30Lでも60Lでも1個の使用でいいので単価は変わりません。65L以上の洗濯の場合は2個入れることが推奨されています。
ジェルボールの場合は1回あたり約29.3円もしくは約29.7円に対して、液体洗剤のナノックスやアタックゼロは30Lあたり10gの使用ということで、もし30Lの洗濯であれば1回あたり約8.5円もしくは約10円とかなりの安さです。
倍量使ってもまだジェルボールよりも安いですから、いかに液体洗剤のコスパが優れているかがわかると思います。
この一年で物価が爆上がりした影響で、洗剤も結構高くなっており、この記事の上記表も2023年11月時点の価格で作り直しましたが、ジェルボールは1回あたりの価格が7~8円上がっているのに対し、液体洗剤はほぼ変わらずでした。(アタックゼロは3円/1回くらい値上げしている)
ちなみに上記の値段はタイムセールや定期お得便の割引は考慮していませんので、より安く購入が可能でしょう。
(上記のそれぞれの商品のリンクをクリックすると価格を参考にしたAmazon販売ページへ飛びます)
ジェルボールと液体洗剤 洗浄力の比較
ジェルボールはアリエール、ボールドがありますが、「洗濯科学のアリエール」というキャッチコピーからも、アリエールは洗浄力に自信を持っていることが伺えます。
アリエールは”様々な汚れを科学的に落とす”と公式サイト(※)で謳っており信頼の置けるものであると思われます。
ボールドは柔軟剤配合のもので、どちらからというと香りに重きをおいた洗剤であると考えられ、洗浄力の面では少し劣るでしょう。
またこれらの洗浄力に関しては実際に使ってみて比較をしようと思いますが、液体洗剤に関しては下記記事で「ナノックスワン」と「アタックZERO」の洗浄力テストの結果を掲載していますので、よければ合わせてご覧下さい。
≫新発売ナノックスワンはプロがオススメ!3種の違いを比較、汚れ落ち検証
≫アタックZERO(液体)とアタックZEROパーフェクトスティック(粉末)のコスパ、汚れ落ち等比較!
※…https://ariel.jp/ja-jp/about-ariel/about-arielより
どっちがオトク?どちらがおすすめ?
- ジェルボールがオススメな人
- とにかく楽をしたい
- コスパは気にしない
- 洗濯はこまめに分けたりせず1日1回等でまとめてやる人
- 液体洗剤がオススメな人
- 洗剤の質を重視する人
- こまめに洗濯したり、汚れた部分に直塗りしたりという使い方をしたい人
- コスパを重視する人
コスパの面でジェルボールと液体洗剤では差があり、コストの差が倍以上あるというのは無視できる要素ではありません。
どっちがお得か?という観点でいえば圧倒的に液体洗剤でしょう。
ただやはりジェルボールが楽なのは間違いなく、前回の洗濯ものを取り出したあとにあらかじめジェルボールを入れておくだけで、次の洗濯時にボタンを押すだけで洗濯ができるのはほぼ何もしなくていいのと同じです。ボールドなら柔軟剤すらも入れる必要がありません。
ジェルボールの2つで選ぶなら、洗浄力・消臭力を重視するならアリエール、ふんわりと仕上げたいならボールドといった感じでしょうか。
私が個人的に最も重視したい点は『洗剤の消臭力』です。上の表にある4つの商品はすべて使用したことがありますが、これに関しては『ナノックス ニオイ専用』が最も優れていると感じました。
他の商品も洗浄力や消臭力ともに悪くないのですが、この4つの中で最も「消臭力が高くて柔軟剤のイイニオイ」になるのはナノックスでした。
この部分に関しては下記記事で詳しく語っています。
まとめ:コスパ重視なら液体洗剤、楽さ重視ならジェルボール!
以上です。それぞれに長所・短所と言える部分があり、ここは自分が重視するポイントを押さえている方の洗剤を選びましょう。
私の個人の考えですが、結局柔軟剤を入れるならジェルボールのメリットが半減してるな…と感じてしまったため、液体洗剤を使用しています。
少しでもこの記事が参考になったのなら幸いです。最後まで読んでいただきありがとうございました。
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